令和3年3月3日(水)、本校生徒3年生3名が「介護職員初任者研修」を修了し、苫小牧民報に掲載されました。
以下、「苫小牧民報 2021年3月3日(水曜日)」引用
苫小牧高等商業学校(前嶋フク理事長)の3年生3人が、介護の入門資格とされる「介護職員初任者研修」を修了した。今年から苫小牧市内の福祉施設で働く生徒もおり、「職場で学んだことを生かしたい」と目を輝かせる。
修了したのは麦島羽奏(わかな)さん(18)、足達生命(せいな)さん(18)、松田はなさん(18)。このうち麦島さんと松田さんは市内表町と植苗の介護福祉施設への就職が決まっている。足達さんは自営業の両親を手伝いながら、学んだことを家庭内で生かしたい考えだ。
同校では長年、心豊かで活力ある人間性を育もう―と介護の基礎的な知識や実技を学ぶ「介護福祉学習」を行っている。研修への参加は生徒の任意で、2020年度は3人が立候補。昨年8~11月、毎週土曜に研修の時間を設けてきた。
具体的には介護制度や認知症などに関する基礎知識やベッドから車いすへの移動、食事の介助など実践的な内容を学習。資格は旧ホームヘルパー2級研修相当で修了には筆記などの試験が必須だが、3人とも無事通過した。
麦島さんは入学当初はイラストレーター志望だったが学校での授業や研修を通して「介護の面白さを知った」と言う。足達さんは家族に要介護者がいることから資格の必要性を感じて受講。「暮らしに役立てたい」と話す。松田さんは、姉と兄がホームヘルパー2級の取得者で「介護職は将来の夢。修了できた時はうれしかった」と笑顔を見せた。
佐藤雄之介教頭は「資格が地元で生かされるということは後進にとっても励みになる」と喜ぶ。介護職員初任者研修は介護人材の裾野を広げる目的で、厚生労働省が13年度に制度化した。