令和元年度沖縄修学旅行

令和元年10月22日~25日、3泊4日の日程で沖縄修学旅行を実施しました。晴天に恵まれ沖縄の文化・歴史を学ぶ良い旅行となりました。

10月22日(火) 初日

新千歳空港の出発ロビーで搭乗待ちです。これから4時間のフライトです!

長いフライトを終え沖縄空港に到着。タラップに出た瞬間、沖縄の「むわっ」とした湿気と熱気を肌で感じました。空港からは沖縄都市モノレール、通称「ゆいレール」で沖縄中心部のホテルまで移動します。本校の生徒で車内はぎゅうぎゅう詰めになっています。

この日は「沖縄国際通り」の自主研修です。夜になっても沖縄の熱気がすごいです。生徒たちもおめかしして買い物です!

10月23日(水) 2日目

 

2日目は平和学習です。ひめゆり平和祈念資料館で戦没した女学生たちに黙祷をささげ、館内の資料を見学しました。当時の悲惨な状況を学び、生徒たちは言葉を失っていました。その後、自然洞窟を利用した「糸数壕」を訪れました。ガイドの方に壕の中を案内して頂きました。洞窟の中は暗く湿っており、真っ暗闇の中、戦闘で手足を失って運ばれてくる兵隊たちに献身的に手当てしていた自分たちと同じ年ごろのひめゆり女学生のお話を聞き、戦争の悲惨さを改めて学びました。

 

巨大な鍾乳洞「玉泉洞」が目玉施設の「おきなわワールド」です。洞窟内は全長が1Km近くあり、洞窟内を流れる川には目が退化した魚も泳いでいます。延々と続く長い洞窟内で、巨大な鍾乳石が連なる壮大な光景に息をのみました。「おきなわワールド」では、他に沖縄伝統芸能「エイサー」を眺めたり、大きな蛇を首に巻き付けたりしました。女子、よく触れますね(汗)

 

世界遺産でもある首里城公園にも訪問しました(当時は火災前)。琉球王国という独自の文化や建築様式、色彩美を堪能しました。首里城は小高い丘の上にあり、体力のある生徒たち(および担任)は元気よく石畳を駆け上がっていました。城壁から見渡す沖縄の街並みには目を奪われました。

 

この夜の宿泊は、これぞ沖縄! 感満載のリゾートホテルです。生徒たちも歓声をあげていました

10月24日(木) 3日目

この日はいよいよ生徒たちが楽しみにしていた「美ら海水族館」です!生徒たちのテンションもあがっています。水族館のなかではジンベイザメが悠々と泳ぐ巨大水槽に目がくぎ付けとなりました。

 

次は沖縄の海を満喫できる体験施設「もとぶ元気村」です。数ある体験プログラムのなかで、生徒たちが選んだのが「バナナボート」、「ドルフィンガイドツアー」、「コーラルビュークルージング」です。モーターボートで曳かれていくバナナボートでは、すさまじい水しぶきを全身に浴びて生徒たちは大歓声をあげていました。ドルフィンガイドツアーはイルカとコミュニケーションをとったり、実際にイルカに触れたりと誰にとっても初めての体験でした。イルカの背中はナスビを触るような、なんとも言えない不思議な触感でした。コーラルビュールージングでは半潜水艦に乗り込み、サンゴの海でゆらゆら泳ぐ熱帯魚たちに囲まれながら海中体験を満喫しました。

 

10月25日(金) 4日目・最終日

最終日は、NHK大河ドラマ「琉球の風」のセットとして作られた「体験王国むら咲むら」です。様々なオプション体験メニューが用意されており、生徒たちはシーサー色付け体験、三線体験、染め物体験など好きな体験を楽しみました。

沖縄修学旅行は、本校では数十年ぶりの実施でした。例年、関西・関東コースが主流ですが、今年度は思い切って沖縄に行ってきました。旅行前の生徒たちには「え?沖縄?」というとまどいがありましたが、現地で沖縄の海、空、歴史、文化、人、そして沖縄だけでしか味わえないさまざまな体験に触れていくうちに「沖縄でよかった!」という気持ちに変わっていったようでした。よい思い出を胸に今後も頑張ってください!